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小学館から出たミニオンズのジュニア文庫スペシャル版。


(1)ミニオンとゆかいな仲間たち

(2)だれがボス?

(3)パパはスーパー悪党

(4)かれらがミニオン

(5)史上最高のボス

の5章構成で、優しい語り口とわかりやすい文章でシリーズを紹介しています。


以下、各章の感想をつれづれと。


(1)ミニオンとゆかいな仲間たち
ミニオンたちがどんな生き物かの紹介~からグルーと出会ったことについて書かれた後、『怪盗グルーのミニオン大脱走』のストーリーをなぞる形で、グルー、ヴァレリー・ダ・ヴィンチ、ルーシー、マーゴ、イディス、アグネス、グルーのママ、メルとミニオンたち、デイブとジェリー、ドルー、バルタザール・ブラット、クライヴの説明がされています。
映画と違う描写(グルーがドルーのことをグルーのママに電話で確認した等)がありますが、ほのぼのし文章でわかりやすくシンプルに解説しています。



(2)だれがボス?
『ミニオンズ』の冒頭~ケビンとスチュアートとボスの旅立ちまでが映画の場面写真をまじえて書かれています。



(3)パパはスーパー悪党
『怪盗グルーの月泥棒』のストーリーが絵本のようなイラストで描かれています。
ただベクターにマーゴたち三姉妹がさらわれる場面は描かれず、月泥棒に成功したグルーが発表会にすべりこみセーフで間に合って、そのまま仲良く帰った…という終わり方でした。
ちなみに88~89ページに描かれているイラスト(マーゴたち三姉妹とチュチュを着たミニオン2人が一緒に踊っているイラスト)は個人的にすっごく可愛く思いました。



(4)かれらがミニオン
『怪盗グルーのミニオン危機一発』のストーリー(ネファリオ博士や悪のミニオンやエル・マッチョの出番等はなし)が絵本のようなイラストで描かれています。冒頭でミニオンについて説明されていて(デイブ、トム(ぽや毛のデイブと同じ身長)、スチュアート、ジェリー、ケビン)、グルーのジャムビジネスを手伝いながら、楽しく暮らしている様子が描かれています。その後、ルーシーにスーパースパイになるように頼まれたグルーがミニオンたちと新しい仕事につくまでが描かれていました。
終わりは「愛する3人の娘がいて、すばらしい新しい仕事、そしてミニオンたちがいる!グルーは最高に幸せだ。」としめられていて、イラストもグルーとミニオンと三姉妹が寄り添っているイラストでとてもいい感じです。



(5)史上最高のボス
『ミニオンズ』、『怪盗グルーの月泥棒』、『怪盗グルーのミニオン危機一発』、『怪盗グルーのミニオン大脱走』をまとめた(要約した)内容で、ミニオンたちのボスの移り変わりを映画の画面写真をまじえて書いてます。恐竜時代、石器時代、古代エジプト、中世時代のそれぞれのボス、さらに海賊のボスや将軍のボス(多分ナポレオン)をへて、スカーレット、最終的にグルーと出会ってグルーの元で働くことになったことが書かれています。
その後は『怪盗グルーの月泥棒』の話になり、ベクターからちぢませ光線銃を取り戻したことがきっかけでマーゴとイディスとアグネスに会ったことや月を盗むことに成功した後、3姉妹のパパになったことが書かれています。
そして『怪盗グルーのミニオン危機一発』のストーリーをなぞる形で、ルーシーと出会いスーパースパイになったこと、ミニオンがエル・マッチョに誘拐されて紫色のモンスター(悪のミニオン)に変えられて、それをジャムを食べさせることで元に戻ったことまでが書かれてます。
さらに『怪盗グルーのミニオン大脱走』をベースにして、元に戻ったメルたちがヒーローでいることに飽きてストライキを決行してグルーの家を出たこと(ジェリーとデイブはフリードニアでブタと遊んでいたから家を出なかった設定)、空腹のあまりピザを盗み食いして刑務所に入れられたこと、刑務所の中でグルーのことを思って寂しくなって、刑務所を出たらグルーと一緒に正しく生きていこうと決意するまでが書かれてます。

最後は「グルーが史上最高のボス!ミニオンたちは刑務所を出たら、グルーといっしょに正しく生きようと決めた!!」で終わっていました。




シリーズの問題作『怪盗グルーのミニオン大脱走』を扱いながらも、あのひどすぎるエンディング(メルたちがグルーを捨ててドルーと出ていくエンディング)にはあえてふれずに、メルたちがきちんと刑務所務めを終えてからグルーのところに戻って正しく生きようと決意したという描写もよかったです。
ドルーも、兄弟がいることを知ったグルーが家族旅行で行って会った程度で、大きい家に執事のフリッズ(フリッツ)と暮らしていてブタ牧場がドルーの仕事場…という程度しか書かれてなくて、あの問題のあるエンディングにつながることがなくて、いい感じにフォローしていました。

映画の画面写真もなかなかいい感じのものが載っていて、イラストも可愛いので、小さいお友達はもちろんのこと、大きいお友達にもおすすめだと思いました。